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毛皮(ファー)製品のお手入れ方法7つのポイント

毛皮(ファー)製品の最大の敵は「湿気」です。お客様からご質問いただくことが多いので、お手持ちの毛皮の日常的なお手入れ方法について、重要な7項目をピックアップしてみました。

 

日常のお手入れ方法

1. ホコリやベタつきの除去: 毛皮はホコリがつきやすく、放置すると毛抜けの原因になります。着用後は軽く叩いてホコリを落とし、洋服ブラシで毛並みに沿って優しくブラッシングしましょう。

ブラッシングをすると毛の表面についたベタつきが除去され、艶(つや)が甦る効果もあります。強くブラッシングしすぎると毛を痛めてしまうのでご注意ください。

2. 毛ぐせがついた時: 濡れたタオルで毛先を軽く湿らせ、金グシで毛並みを整えた後、日陰で自然乾燥させると、たいていのクセは取れます。ただし、硬化や劣化につながるので皮の部分まで濡らさないよう注意してください。

3. 雨や雪で濡れた時: よく振って水を切り、乾いたタオルで丁寧に拭き上げ、日陰で自然乾燥させましょう。皮まで濡れた場合は、購入店やクリーニング店に早めに相談することをおすすめします。

4. 飲み物をこぼした時: すぐにティッシュペーパーなどで水分を吸い取り、固く絞った蒸しタオルで軽く叩くようにして汚れを取り除きます。汚れた水分が広がらないよう、また、皮の部分まで染み込まないよう注意しましょう。糖分が残ると虫食いの原因になるため、念入りに処理してください。

 

保管時の注意点

5. 通気性の確保: 毛皮は湿気に弱いため、通気性の良い布製のカバーを使用し、ビニール製のカバーは避けてください。クローゼット内でも適度な空間を確保し、他の衣類と密着させないようにしましょう。

6. 適切なハンガーの使用: 幅広でしっかりとしたハンガーを使用し、型崩れを防ぎます。ストールやマフラーなどは、箱に入れて保管すると良いでしょう。

7. 防虫・防湿対策: クローゼット内には防虫剤を1種類だけ使用し、化学反応によるシミの発生を防ぎます。また、湿度管理も重要で、過度な湿気や乾燥を避けるため、適切な湿度を保つ工夫をしましょう。

 

リメイクをお考えの方へ

例えばミンクの毛皮は耐久性が高く、40~50年経過していてもリメイク可能な場合が多いですが、経年劣化は避けられません。大切な毛皮製品は、適切なお手入れと保管でその美しさを保つことができます。

「この毛皮には母の思い出が詰まっている」
「祖母から譲り受けた毛皮を大切に形として残したい」

そんなお気持ちをお持ちの方は、ぜひ一度タッドファーにご相談ください。私たちは、お客様の大切な思い出を未来へと繋ぐお手伝いを心を込めてさせていただきます。

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